27.浜松市天竜区
私の住む浜松市浜北区のさらに北にあるエリアが、浜松市天竜区です。
浜北市とともに、平成の大合併により浜松市に編入された地域で、合併前には天竜市・龍山村・佐久間町・水窪町・春野町の1市3町1村の5行政エリアに分かれていました。
もともとは磐田郡・周智郡に属し、現・磐田市・袋井市・森町のエリアとともに磐周(バンシュウ)地区と呼ばれていました。農協(遠州中央)のエリアも、以前の高校の学区も、この磐周地区のまとまりでした。
旧浜松市だけで60万人弱を擁していたため、当初は環浜名湖政令指定都市構想として、当時8.5万人の浜北市をターゲットに合併による政令指定都市を目指していましたが、天竜市他4町村が磐田市ではなく、浜松市への合併を熱望したために、天竜川・浜名湖地域の広域合併となりました。
浜松市天竜区のデータとしては、東京23区と政令指定都市の区人口ランキング193番中の193位(=最下位)の3.4万人、面積は静岡市葵区に次いで第2位の944㎢、人口密度はダントツ最下位の約36人(/㎢)となっていて、とにかく特別な区であります。判りやすく言えば、政令指定都市浜松市の中の過疎地帯といったところでしょうか。
合併して5年が経過し、7つの行政区を3つに統合する案が検討され始めました。そうなると当然のごとく、天竜区は浜北区との統合となっていくことでしょう。
現・浜北区には、元・天竜区域の住民だった方が少なからず住んでいますので、違和感はないかもしれませんが、新・浜北区(仮称)の人口は9.1万人+3.4万人の12.5万人と1.37倍となるのに対して、面積は66.51+944の1010.51㎢と15倍強に膨れあがってしまいます。
統合後は、いったいどんな行政が展開されるのか?注視していきたいものです。(ただし、実際統合するか否かは、まだ検討段階ですが・・・)
※20.4.25地図追加
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