48.静岡大学グリークラブ
今回は、30数年前の大学時代のことをつぶやくことにいたします。
私・稲生は『静岡大学グリークラブ』に所属していました。高校の時は地理部でしたので、音楽に何の縁もありませんでした。しいて言えば、芸術科目が音楽選択であった事くらいのものです。
入団(男声合唱団ですので入部ではなく、入団となります。)してしまったきっかけは、新入生歓迎イベントに、偶然ぶらりと参加してしまっただけのことです。このときの新歓イベントは結構成果を収めたようで、当初は約15人の新入生が入団して、上級生30人位と合わせて45人ほどとなる、大変賑やかなグリークラブが誕生しました。
皆で気持ちを合わせて曲を歌い上げることが、こんなに楽しいとは思いもしませんでした。毎週火曜と金曜の17時半から20時までが定期練習の時間で、その他に前期の頃は月に1度、後期になると毎週、土日の10時から17時まで(時間帯はうろ覚えです)合同練習を行い、11月下旬から12月上旬には定期演奏会を開催していました。
1、2年の頃は本当に楽しく、一部の仲間が集まって、下宿先でも合唱となったものです。時には、静岡の繁華街から大学近くの下宿先までの10キロほどの道のりを、合唱しながら夜通し歩いてしまう事もありました。
しかしながら新歓で15人もいた同級生団員は、1年が終わるころには8人ほどになり、3、4年の学部に進むころには、4人だけとなってしまい、継続することの難しさも十分味わいました。私はかろうじて卒団したのですが、正直言って4年時には、下級生のころの情熱は失ってしまい、幽霊団員同様でした。
『静岡大学グリークラブ』は、私の卒団後、数年して団員確保が難しくなり、廃部・解散となってしまいましたが、ありがたいことに、私の数年上の世代のOBが中心となって、2001年より『静岡大学OBグリークラブ』が発足し、活発な活動を行っています。
私・稲生のOBグリークラブに対する今の立ち位置は‘静観’です。まだまだ現役世代であることに加え、土日祝日が就業日であることを理由としているのですが、先輩方の活発な活動を見聞するにつけ、‘歌うこと’に対する情熱があんなに持てることは、まったくないのが本音です。
※拙HPの 男声合唱の夕べ-4 より、パンフ写真。(20.4.26追加)
« 47.『国道西島』と『掛川東高校』 | トップページ | 49.『稲生の野望・2011』を作成 »
「音楽」カテゴリの記事
- 837.続「さだまさしの世界」-part2-(2020.04.20)
- 836.続「さだまさしの世界」-part1-(2020.04.17)
- 605.男声合唱組曲『吹雪の街を』(2018.01.15)
- 604.多田武彦先生が死去(2018.01.12)
- 583.♪志戸平温泉 第5号の番傘に♪(2017.10.31)
コメント