135.小沢昭一の小沢昭一的こころ
小沢昭一さんが、去る12/10に亡くなりました。満83歳でした。
肩書きとしては、俳優・タレント・俳人・エッセイスト・芸能研究者となるそうで、マルチタレントとも言えそうです。
小沢昭一さんといえば、JRN各局でネットされていた『小沢昭一の小沢昭一的こころ』が思い出されます。私・稲生は地元SBSラジオで聴いておりました。
今回、このことを記事にするにあたってネットで調べてみると、昭和48(1973)年に開始されたそうで、稲生16歳の頃からの長寿番組だったのです。
SBSラジオでは、夕方6時前後に放送されておりまして、夕食前のひとときの放送だったのですが、ここ数年郵便局めぐりなどで色々な地方で、この『・・・小沢昭一的こころ』を聴く機会があったのですが、午前中や昼下がりにオンエアをしている局もあって、違和感があって何だか拍子抜けしてしまうこともありました。
私・稲生と小沢昭一氏とは、年齢が27歳も離れておりますので、稲生の青年期には、秘密めいた大人のお話やら、大人の事情など、艶めかしく聴いておりました。ただ、最近は小沢氏の年相応の老人的な話題やら童謡・唱歌の話題など、稲生の興味をそそらないお話が多くなり、いつまでも元気なご老人の長寿番組なことだと思っていました。
いつも登場する人物は、ウダツの上がらない‘宮坂さん’です。主にサラリーマンだったのですが、時には自営業(薬局)だったりします。この人は、いつでも周りの同僚・後輩たちにからかわれる役でした。設定は毎回違っていても、ウダツが上がらない点はいつも同じで、哀愁ただよう様は、ときには自分の姿に重ね合わさる気がしたものでした。
そして、番組の最後で小沢昭一氏が必ず口にするセリフが「また明日のこころだぁ」。小沢昭一さんの死去により、「また明日のこころだぁ」が聴けなくなってしまいました。合掌。
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