264.『超高速! 参勤交代』
映画『超高速! 参勤交代』を観てきました。ジャンルとしては、一昨年の『のぼうの城』と同様の痛快時代劇です。
『のぼうの城』と同様に、原作が新人脚本家を発掘する城戸賞に入賞した作品の映画化で、石高1万5千石の東北磐城国にある湯長谷藩が舞台です。現在のいわき市常磐地域にあたります。
1年間の江戸での勤めを終え、無事に帰国を果たしたばかりの湯長谷藩主に「5日のうちに再び参勤交代せよ」という、無理難題が課せられたのです。これは、湯長谷藩所有の金山に目をつけた老中・松平信祝の陰謀で、湯長谷藩を取り潰そうと企んだものでした。
ところで、松平信祝を演ずる陣内孝則は、大河ドラマ『軍師官兵衛』の宇喜多直家役も演じており、いつのまにか名悪役となった感があります。
ストーリーはここから文字通りの超高速・参勤交代の実技編に入っていくのですが、これはもう奇想天外、5日で江戸にたどり着くまでの、ハラハラドキドキのピンチが続出するのでした。
これを一緒に観賞した愚妻いわく、「どの時代も、生きていくのは大変だったのね。私も明日からがんばらなくっちゃ!」と、彼女なりに明日への活力剤となったようです。
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