294.『ふしぎな岬の物語』
昨日(10/22)、吉永小百合主演の映画『ふしぎな岬の物語』を観てきました。
房総半島の鋸南町に実在する喫茶店をモチーフに書かれた『虹の岬の喫茶店』という名の小説が原作で、吉永小百合が初めてプロデュースを担当した作品です。
私・稲生は、いわゆる「サユリスト」と呼ばれる世代よりもひとまわり若いのですが、今年で69歳になられた吉永小百合は、相変わらずの美しさと存在感を漂わせていました。
阿部寛・竹内結子・笑福亭鶴瓶が助演俳優として脇を固め、笹野高史・吉幾三・石橋蓮司・米倉斉加年(彼の遺作)らもそれぞれいい味を出していました。
それから、杉田二郎・堀内孝雄・ばんばひろふみ・高山厳・因幡晃が岬村青年団フォーク愛好会(ブラザーズ5)に扮し、歌を歌うだけの友情出演もして、映画に彩りを放っていました。
少し前に、この映画の番宣で東映の広報担当者がラジオで語っていたことですが、この映画には悪い人は出てこないという言葉どおりに、喫茶店に侵入した泥棒さえ、改心させるという心温まるエピソードが散りばめられた作品でした。
60歳以上のシニア向けの作品とでも言えるでしょう。
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