395.日曜劇場『下町ロケット』
TBSの日曜劇場『下町ロケット』を毎回熱心に観ております。おなじみの池井戸作品です。
『半沢直樹』以来の池井戸ファンとしては、これはスルーするわけにはいかない作品です。
これまで4回の放送で感じたことは、主役の佃製作所社長・阿部寛が相変わらず安定した演技をみせ、脇を固める殿村経理部長の立川談春と帝国重工の財前部長・吉川晃司は、見事なはまり役だということです。
というか、立川談春は、前作『ルーズヴェルト・ゲーム』では相手方の社長というヒールだったのが、一転して社長の良き補佐役になって名演技をしているのが、ほんとに驚きです。原作では、トノサマバッタのような顔をして実直な経理屋として描かれていますが、原作そのままの雰囲気を醸し出しています。
吉川晃司にいたっては、エリート企業の部長にして、ヒール企業に居ながら佃社長の味方にまわるという、全くおいしい役柄をもらい、吉川ファンが倍増すること間違いありません。第一話の冒頭の帝国重工での千人近くの社員の前で、皆を鼓舞する演説から登場し、佃製作所で佃品質を目の当たりにするシーンなど、若いころと変わらぬカッコ良さに磨きがかかっています。
ドラマが始まってから原作を購入し、先日読み終わりました。でも、第六話からは“下町ロケット2・ガウディ計画”が原作であるということで、二日ほど前から読み始めているところです。
果たして、見るからにいい人・小泉孝太郎がライバル社・サヤマ製作所の社長役でヒールを演じきることができるのか?心臓外科の名医役を演ずる今田耕司の演技はどうなのか?後半も目が離せません。
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