664.東日本大震災により一時閉鎖中の郵便局

続きまして、東日本大震災により一時閉鎖が続いている郵便局について、触れておきます。

2011年3/11の地震発生から7年5ヶ月が経過しておりますが、未だ48局の郵便局が閉鎖中となっております。（5/28現在：日本郵便のHPより）

その内訳は、福島県8市町村20局、宮城県8市町20局、岩手県5市町村8局です。

遡って、地震発生直後の3/14には、青森県を含む東北4県で763局の営業閉鎖局がありました。茨城県4局・千葉県1局も含むと、実に768局の営業ができませんでした。

その後、再開が進み3/末には191局と4分の一に減る事ができました。直後の懸命の復旧努力に頭が下がります。（全国郵便局名録2012年版より）

概ね2年後の13/4/1現在では、東北3県に絞られ福島県11市町村29局、宮城県9市町25局、岩手県7市町村15局の計69局と、さらに3分の一になっています。（局名録2014より）

16/1/1現在では、福島県11市町村26局、宮城県8市町22局、岩手県5市町村11局の計59局と、3年弱で10局の営業再開を果たしております。(局名録2016より）

そして18/5/28現在では前述のとおり48局となっており、少しづつですが再開することができております。

私は本年3月に宮城県沿岸部を、5月に福島県の再開局を、6月には岩手県沿岸部を廻ってきましたが、未だ仮設住宅に暮らす人々が多くいる現実に愕然としたものでした。

一言に復旧と言っても、多くの課題があるわけで、そこには大きな問題と困難が待ち受けているかと推察いたします。

遠く浜松から、エールを送ることしかできませんが、一刻も早く平穏な暮らしが実現するように願ってやみません。

※写真は、未だ仮設で営業中の吉里吉里郵便局。岩手県大槌町。