720.『七つの会議』
先月中旬でしたが、エンタメ作家・池井戸潤 原作の映画『七つの会議』を観てきました。
「半沢直樹」以来の池井戸ファンとなっていましたので、池井戸作品が初の映画化となるのを知って、原作を読了してから映画鑑賞に臨みました。
主役の八角民夫に野村萬斎、ストーリーの進行役ともなっている原島万二に及川光博、浜本優衣に朝倉あき、池井戸作品にはおなじみの香川照之、片岡愛之助、北大路欣也、立川談春やベテラン・橋爪功、福澤監督お得意の異業種参入として、お笑い芸人・藤森慎吾などの豪華キャストで挑む企業犯罪エンターテインメントでした。
題名の‘七つの’会議は、7種類の会議という意味ではなく、‘たくさんの’会議という意味ですが、映画化にあたって尺の問題もあり、浜本優衣の不倫話やカスタマー室長・佐野の事件の真相を暴き出す活躍など、端折られてしまった部分も多く見られました。
ただし、福澤監督作品の真骨頂ともいうべき、役者同士の罵り合い、心理描写などは、随所に演出されていました。これらは、「半沢直樹」「下町ロケット」などでお馴染みとなっており、池井戸・福澤チームのファンには、堪らないシーンです。
そしてこれは原作通りなのですが、本当の悪玉が誰であるかが、最後の方まで判らなかった点は、今までの池井戸作品と違って、本作の特徴でもありました。
もう一度、観てみたい映画であります。
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