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2019年6月19日 (水)

749.『長いお別れ』

先週の木曜に、表題の映画『長いお別れ』を観てきました。ユーチューブの閲覧時のCMで、予告CMをやっていて、ちょっと観てみようかなと思ったからです。

ゆっくり記憶を失っていく、痴呆症となった父との、お別れまでの7年間を描いた作品です。

元中学校長で、痴呆症となっていく父親役に山﨑 努、献身的に支えていく妻に松原智恵子、アメリカで家族と暮らす長女役に竹内結子、仕事も恋愛も上手くいかず思い悩む次女役に蒼井 優と、この4人の家族を描く物語です。

痴呆症はだんだんと進行していく、質の悪い病気ですが、これを暗く絶望的に描いていないところが良かったです。この家族には愛がありました。

Photo_33 山﨑 努は、原作を読んだときに、この役は俺が演ずるはずだと予感があったとのこと。その演技は、さすがの紫綬褒章俳優であります。ひとつひとつの演技に、鬼気迫るものがありました。

「このごろいろんな事が遠いんだよ」「そう、くりまるなよ。そういう時はゆーっとするんだ」こんな言葉が、なぜか心に残りました。

松原智恵子は相変わらず、可憐な乙女でした。もし私が痴呆症になったら、妻には松原智恵子のように接してくれとお願いしたら、私は泉ピン子だよと、厳しく言われました(笑)。

映画のディテールは割愛しますが、これからの老後の生活に際して、参考になる映画かもしれません。

最後にひとつ、おそらく私だけが気になったことがありました。主人公・東(ひがし)昇平の大学同期の葬式に列席して、痴呆ぶりを発揮するシーンがあったのですが、その設定が静岡大学柔道部の同期と言っていたのです。別のシーンでは、実家に行くこともあったのですが、小田急に乗っていましたので、おそらく神奈川県内が実家という設定だろうと思います。

神奈川県出身者が静岡大学に入学するのは、そんなに違和感がないのですが、何ゆえに実在する静岡大学としたのか、そこのところが不明でした。中島京子氏の原作本では、東京大学卒の父親がモデルとしているのです。静岡だったら架空の駿河大学とかにしても良かったものを、どうして私の母校の静大なのかな?これがわかる方、いらっしゃいましたら是非教えてください。

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