820.「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」-野村語録より
戦後初の三冠王となり、指導者としても3度の日本一を成し遂げた名将、野村克也氏が逝去されました。
彼の現役時代は、セリーグのON時代の裏側のパリーグの野球であったため、そんなに詳しくないのですが、右打者で、しかも足も遅い打者でありながら、三冠王を成し遂げたとなると、これは相当の天才か、はたまた策士であったことと、想像するばかりであります。
現役を引退してからの彼の人となりについては、自ら話をし、またマスコミを通じて、色々と「野村イズム」を提唱してきており、野球好きの我々に、少なからず影響を与えてきた野球人であります。
私は、ご存知・弱小球団の横浜DeNAベイスターズのファンなのですが、彼のヤクルト監督時代の「野村再生工場」「弱者の戦術」といった、GやSのような金満野球に対して、知恵を絞って戦う姿勢には、大変興味があり、また参考になることが多々ありました。
考える野球、頭を使う野球を日本のプロ野球界に根付かせてくれたのが「ID野球」であったと思います。データ野球ではありますが、これに打者心理・投手心理・守っている選手の心理など、その時々のケースに合わせた戦術を考えていく野球が、常に展開されていることを教えてくれました。
今後は、彼の愛弟子をはじめとして、野村野球に影響を受けた後継者たちが、プロ野球をさらに進化させ、発展させてくれることを願ってやみません。
合掌。
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