874.「暑さ日本一のまち」補足
先日の記事の補足説明です。
当浜松市も「暑さ日本一のまち」の称号を得たことで、浜松市民という理由だけで、なぜか祝福のメッセージが届いたという声も聞かれております(笑)。
8/16.17と40℃超えとなった浜松の最高気温は、その後の暑さは35℃程度が続いており、一度高熱を出したものの、その後は平熱に戻ったといったところです。
そもそも暑さを争う常連ではなかった浜松市中区が、なぜ日本最高の気温を記録したのでしょうか?
戦前の記録ながら長いこと最高気温の記録を持っていた山形や、関東の熊谷・館林や青梅もしくは中部の多治見、四国の江川崎などの暑さ常連の地は内陸部にあり、熱が溜まりやすい地形であるのに対し、浜松は海岸沿いであり、海からの涼しい風が吹いていて、最高気温とは無縁の地でありました。
浜松市は中区(高丘町)・天竜区(船明)・天竜区佐久間の3つの観測地点を持ち、後の2つは内陸部の特徴が出て、時折県内最高気温を記録してきましたが、中区では、それらとは無縁の場所でありました。
あるところの解説によると、1.強い日差し、2.朝の気温が高かった、3.浜松の地形、4.高気圧の配置、5.フェーン現象の5つを挙げて解説しております。
1.連日の晴天で、日中の日差しが強烈であった。
2.前日の最高気温が40℃超えで、朝の最低気温が27.8℃と下がり切らないまま朝を迎えた。
3.南側は海に面しているものの、北西部には山が連なっている。
4.強い太平洋高気圧に覆われ、高気圧の中心の西にあった浜松には右回りの北西風が吹いていた。
5.山越えのフェーン現象が起き、長野県からの熱風に加え、愛知県からの熱風も加わったダブルのフェーン現象となった。
まさに気温が上昇する条件がピッタリ合ったということでしょうか。
こちら の浜松市HP内にある 「浜松の日本初・日本一」に、一つ大きな日本一の称号が加わったのでした。
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