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2022年5月20日 (金)

1061.‘ひらがな市名’の是非-その5-

前の記事(その4)の続きです。

Bとした中で、所属する郡名に忖度したのは、いなべ市・かほく市・うきは市・いすみ市・あま市ですが、前述したとおりで、‘ひらがな市名’の流行に乗っかったとも言えるでしょう。

でも、ちょっと待って下さい。

平成の大合併では、郡内を取りまとめて合併を果たし、市となった際に、郡名を漢字表記のままで市名としたところが多くあります。

 登米市・栗原市・北秋田市・仙北市・伊達市・田村市・行方市・稲敷市・香取市・匝瑳市・山武市・佐渡市・南魚沼市・射水市・

 能美市・坂井市・郡上市・山県市・海津市・志摩市・高島市・甲賀市・加東市・朝来市・養父市・宍粟市・宇陀市・赤磐市・真庭市・

 浅口市・美馬市・三好市・三豊市・香美市・糸島市・朝倉市・神埼市・小城市・壱岐市・阿蘇市・天草市・伊佐市・姶良市・日置市・

 曽於市 (以上の45市:平成以降のみ)

これをピックアップするのに結構な時間がかかりましたが、それは置いといて、郡名は昔から漢字表記であり、これを読みにくいからと言って、‘ひらがな市名’にするのはいかがなものでしょうか?

難読市名の東の横綱・匝瑳市や西の横綱・宍粟市のように、読めるものなら読んでみな!と、ドンと構えていて欲しいものです。

合併前の同名市町に忖度したCについても同様なのですが、郡名由来の漢字表記を使ったり、旧市町の漢字表記を使うことによって、合併話が頓挫しかねないゆえの苦肉の策として‘ひらがな市名’としたのなら、部外者がとやかく言うことはできないのかもしれません。

さて、その4でピックアップしなかった残りの9市は、どういうことでしょうか? すなわち、

えびの市・ひたちなか市・あきる野市・さくら市・うるま市・いちき串木野市・つくばみらい市・みどり市・みやま市 です。

難読ゆえに‘ひらがな市名’にしたのは、えびの市・うるま市ぐらいのものです。

メジャーではないゆえに誤読を防ぐために‘ひらがな市名’としたのが、あきる野市・いちき串木野市・みやま市あたりでしょうか?

残りの ひたちなか市・さくら市・つくばみらい市・みどり市は、何とも言えません。漢字の方が良いかもしれませんが、地元の方がひらがなの方が良いとしているのならそれで良いのでしょう。

最後に、‘ひらがな市名’の是非についての結論ですが、これら全てけしからん!とはならず、地元民=当事者が良ければそれで良し!ということで丸く収めたいと思います。

‘ひらがな市名’についての話題を、5回に亘る長きに展開してきましたが、このあたりで終わりにしたいと思います。

P.S. ここまで展開していた‘ひらがな市名’や、これまでの地理に関するネタのカテゴリーを『日記・コラム・つぶやき』から分離して、新設した『地理ネタ』に変更しました。(5.21追加)

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