2024年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

« 1057.‘ひらがな市名’の是非-その1- | トップページ | 1059.‘ひらがな市名’の是非-その3- »

2022年5月11日 (水)

1058.‘ひらがな市名’の是非-その2-

前の記事の続きです。列挙した市名を参考にしながら、読んでみて下さい。

一覧表によると31市もあるのですが、とりあえず伊豆の国市・紀の川市は除きます。‘の’は格助詞だそうです。この両市も、自分が‘ひらがな市名’とは思っていないことでしょう。むしろ、大相撲の‘しこ名’のような地名といったジャンルですね。

一番最初のひらがな市となったむつ市は、昭和の大合併の最中に発生した市ですね。ひらがな市名の歴史における、栄えある日本で最初の‘ひらがな市名’として、今も君臨しています。

続く、いわき市えびの市つくば市の3市は、昭和後期における広域合併の結果、ひらがな市名を選択したものと思われます。ここまでの4市の設置により、広域合併において、なにかと揉めるもととなっている市名問題解決策のモデルケースとして、後発の広域合併の先駆けとなったと言ってよいでしょう。

平成初期のひたちなか市あきる野市も同様です。これらは2市もしくは1市1町の合併により発生しております。

ここまでの6市を整理してみます。

田名部町・大湊町の2町⇒(1959.9.1合併市制)大湊田名部市⇒(1960.8.1改称)むつ市⇒川内町・大畑町・脇野沢村の2町1村編入(2005.3.14)

平市・磐城市・常磐市・内郷市・勿来市・四倉町・遠野町・小川町・好間村・三和村・田人村・川前村・久之浜町・大久村の5市4町5村⇒(1967.10.1合併市制)いわき市

飯野町・加久藤町・真幸町の3町⇒(1966.11.3合併)えびの町⇒(1970.12.1市制)えびの市

谷田部町・豊里町・大穂町・桜村の3町1村⇒(1987.11.30合併市制)つくば市⇒筑波町の編入(1988.1.31)⇒茎崎町の編入(2002.11.1)

勝田市・那珂湊市の2市⇒(1994.11.1合併)ひたちなか市

秋川市・五日市町の1市1町⇒(1995.9.1合併)あきる野市

次は、さいたま市です。

県庁所在地である浦和市と隣接の大宮市・与野市の3市が合併して、さいたま市が誕生し、2年後に政令指定都市となりました。上記同様に整理した書き方では、

浦和市・大宮市・与野市の3市⇒(2001.5.1合併)さいたま市⇒(2003.4.1政令市施行)西区・北区・大宮区・見沼区・中央区・桜区・浦和区・南区・緑区の9区設置⇒岩槻市の編入(2005.4.1)岩槻区設置、計10区となる

長くなりました。その3に続きます。

« 1057.‘ひらがな市名’の是非-その1- | トップページ | 1059.‘ひらがな市名’の是非-その3- »

地理ネタ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 1057.‘ひらがな市名’の是非-その1- | トップページ | 1059.‘ひらがな市名’の是非-その3- »