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2024年5月10日 (金)

1258.『博多っ子純情』

最近、青年漫画『博多っ子純情』を読み終えました。おおよそ40年ぶりです。

作者は博多出身の長谷川法世で、漫画アクションという青年漫画誌に1976(昭和51)年から1983(昭和58)年まで連載されていて、全34巻となる単行本が発行されていました。

どうして急に読むようになったのかと言うと、本棚を整理していて、若かりし頃の小説本例えば、石川達三・吉川英治・庄司薫・新田次郎などの単行本をどんどん捨てて行った際に、『博多っ子純情』の単行本が出て来て、これだけは捨てられずに、もう一度1巻から読みなおしてみたというわけです。

Photo_20240509144701 主人公は郷六平で、博多人形師の一人息子。名字の郷は、福岡出身の郷ひろみに因み、六平は知人の名前からとったようです。幼馴染で恋の相手の名前は小柳類子で、同じく福岡出身の小柳ルミ子から取ったということです。

郷六平が中学2年のころから高校に入学後、浪人をして大学に入り、中退して人形師の卵となるまでのおおよそ9年ぐらいの青春の真っ只中を、面白おかしく時には真面目に描いた作品でした。

毎回、副題がついており、そのほとんどが博多弁(もしくは福岡弁)でした。漫画ですから字面(じずら)を読むだけでアクセントなど全くわかりませんが、第一回のタイトル‘しぇからしか’など、いろいろと博多弁を目にしたものです。

ちょうど先月、博多市内をレンタサイクルで廻っており、局メグの最後に博多山笠の聖地・櫛田神社に飾り山や櫛田のぎなん・博多べい見学などで参拝してきました。

実はラス前となる第33巻が欠けており、これだけはkinndle本(電子書籍)を購入して読んでみました。全34巻が続きものとなっているため、ここを飛ばすと理解が足りなくなってしまい、やむ終えずそのようにしました。

一通り読み終わって満足したので、あとは捨てるだけなのですが、娘がメルカリに出品してみるということで、ラス前が欠けた漫画本をいくらで売れるのか判りませんが、手続きをすることになりました。

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