1306.ナンバープレートの実態・不思議-その1-
今回は地理ネタの変形とも言える話題です。
まずは最近知ったことから。大阪ナンバーがありますが、大阪市居住者は大阪ナンバーではありません。
大阪ナンバーは寝屋川市にある大阪陸運支局のエリアで、大阪市住之江区にある なにわ自動車検査登録事務所と、和泉市にある和泉自動車検査登録事務所の管轄ではない地域、すなわち陸運支局直轄の地域に付与されているナンバーであります。
そのエリアは、大阪府北部の豊中市・池田市・豊能郡から京都府寄りの高槻市・島本町・枚方市、さらには大阪市東部に隣接する守口市・門真市・東大阪市・八尾市などの16市3町です。
そして大阪市内ではなにわナンバーが付与されます。
これらのことは、地元大阪府民には常識なのかもしれませんが、他県のものには不思議な話に映ります。
ついでに大阪府(人口約870万人)全体のナンバーの種類は、大阪ナンバー・なにわナンバーと和泉ナンバーおよびご当地ナンバーである堺ナンバーの計4種類となっております。
お隣の兵庫県(人口約530万人)は神戸ナンバーと姫路ナンバーの2種類のみで、下に話題とする他県のナンバーの種類に比べると少ないような感想を持ちます。
例えば愛知県(人口約740万人)ですが、なんと8種類に区分されております。その内訳は名古屋ナンバー・豊橋ナンバー・三河ナンバー・尾張小牧ナンバーの4地区に加えて、ご当地ナンバーとして岡崎ナンバー・豊田ナンバー・春日井ナンバー・一宮ナンバーの4地区があります。
愛知県に近い人口を持つ埼玉県(人口約730万人)では、愛知県にほぼ近い7種類に区分されております。その内訳は大宮ナンバー・所沢ナンバー・熊谷ナンバー・春日部ナンバーの4地区に加えて、ご当地ナンバーとして川口ナンバー・川越メンバー・越谷ナンバーの3地区があります。
千葉県(人口約620万人)に至っては、なんと10種類に区分されているのです。人口の割に多すぎる気がしないでもありません。
その内訳は千葉ナンバー・習志野ナンバー・袖ヶ浦ナンバー・野田ナンバーの4地区に加えて、ご当地ナンバーとして成田ナンバー・市川ナンバー・船橋ナンバー・市原ナンバー・松戸ナンバー・柏ナンバーの6地区が存在しているのです。
東京都は25年5月交付開始の江戸川ナンバーを加えて11種類、北海道は25年5月交付開始予定の十勝ナンバーを加えて10種類ですが、これらの詳細は尺の関係で次号にいたします。
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